事例のご紹介
住宅ローンの返済ができずに離婚 東京都足立区
東京都足立区在住 Nさん 30歳 会社員
奥様Iさん 28歳 子供2人 住宅ローン残債2,600万円
ご相談の内容
東京都足立区にお住いのNさんは、平成23年に新築の自宅を購入。Nさん一人の収入では返済比率が収まらず、新築の戸建てを購入できなかったので、奥様の収入と合わせて住宅ローンを組みました。間もなくして子供ができ、奥様は産休を取ることに。購入当時に見込んでいた収入が得られず、住宅ローンの返済が遅れてきてしまいました。毎月の返済のことで喧嘩が増えていき、ついには離婚に至ってしまいました。購入してから7年、ローンがほとんど減っておらず売却しても住宅ローンの残債がかなり残ってしまいます。そういった経緯で今回、任意売却について知りたいとご相談に来られました。
解決方法
購入してからまだ7年目でしたので、返済はほとんどが金利の支払いで、元金はほとんど減ってない状態でした。競売となるよりも任意売却により売却をした方が、より多く住宅ローンの残債を減らせることを伝え、実際に買手が見つかって残った残債が確定してから、今後の方針を決めていただくようにしてもらいました。
物件は駅まで少し距離がありましたが、築浅ということもあり販売活動を開始してからほどなくして購入希望者が現れ、無事決済まで運べました。残債は思った以上に残ってしまったため、ご夫婦とも自己破産の申請をされました。
不動産購入時は、欲しい気持ちが強くなり過ぎて、無理をして購入しがちです。幸せのための住宅購入がお金のことで思わぬ方向に進んでしまうことも珍しくありません。離婚という決断の際には、住宅ローンの問題を残さないように、専門家を間に挟んで話し合いをして解決することが望ましいです。まずは、ご相談ください。
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