事例のご紹介
貸しビルオーナーとしての収益が赤字に 東京都豊島区
東京都板橋区在住 Yさん 53歳 貸しビルオーナー
残債2億5,000万円
ご相談の内容
板橋区にお住まいのYさんは、2棟の収益ビルを所有し、貸しビルオーナーとして賃貸経営をされてました。しかし、ビルの空室や修繕による費用負担が増え、赤字となりました。借入返済だけでなく、税金も滞納してしまうようになりました。そのため、所有するビルがある豊島区、そして自宅がある板橋区からもそれぞれに差押えされてしまいました。さらに、収益ビルを借りていたテナントに対する2,000万円の保証金返還ができなかったため、元の借主様からも同時に訴訟を起こされている状態で、当社にご相談に来られました。
解決方法
所有されていた不動産には、税金滞納による差し押さえの他にも、金融機関に抵当権が設定されていました。残債額よりも低い返済額で抵当権抹消に応じてもらえるように、当社のスタッフが何度となく貸出銀行と話し合いを重ねました。その結果、通常の任意売却では考えられないような額での抵当権抹消に応諾してもらうことができました。ご自宅のある板橋区、収益ビルのある豊島区とも交渉を重ね、無事に差し押さえも抹消してもらいました。また、訴訟を起こされていた元借主の代理人弁護士とも交渉を行ないました。その結果、Tさんが所有されている他の物件へ、抵当権を移すことで差し押さえを取り下げてもらい、収益ビルは任意売却に至ることが出来ました。Tさんは現在も収益ビル1棟を所有し、貸しビルオーナーとして賃貸経営を営んでいます。また、ご自宅も引き続き所有されています。「銀行から、競売の申し立てをされてしまい、本当に心配していましたが、任意売却により高値で売却できたばかりか、他の物件も残せるように説得していただき、本当に助かりました。」と仰っていただけました。決済当日、決済の場に売主であるTさんを含めて13人もの人が集まり大変な決済でしたが、無事解決することが出来て良かったです。
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