事例のご紹介
相続したアパートのローン返済が困難に 東京都町田市
東京都町田市在住 Tさん 39歳 不動産賃貸業
妻 子供1人 ローン残債9,200万円
ご相談の内容
東京都町田市で親から相続したアパートで賃貸経営を行なうTさんは、ファミリー用の2~3DKのアパートを2棟10戸所有しています。以前はサラリーマンとして勤務していましたが、親からアパートを相続した時に脱サラして、専業大家となりました。相続した当初は空室も少なく家賃も安定していましたが、段々と空室期間が長期化していき、家賃を下げて何とか入居者を確保している状況でした。しかし、5年程前から近隣で8棟もの賃貸マンションが建築され、その影響で全体的に家賃相場が下がっていきました。空室率も50%を超えて悪化の一途に。アパートと共に相続した建築時のアパートローン借入返済が難しくなったと当社に任意売却の相談をいただきました。
解決方法
Tさんのアパート2棟を収益物件として売却した場合、残債の7割程度にしかなりませんでした。しかし、Tさんの物件は土地が広く資産価値は高いため、土地としての売却をご提案させていただきました。空室が多かったアパートA(4戸)の住民をアパートB(6戸)に移し、アパートAを解体。アパートAと駐車場用地を土地として売却することに成功。敷地全体の約7割を土地として売却できました。残りのアパートBは収益物件として売却、結果的に残債以上の価格で売却でき、任意売却することなく解決しました。
アパートの家賃収入が無くなったため、Tさんは就職活動をする必要がありましたが、2ヶ月ほどで再就職は決まりました。専業大家になる前は、大手企業で営業マンとして働いていたため、その経験を生かして中小の会社に就職されたそうです。
Tさんは「親から相続した土地とアパートは守れなかったのは残念ですが、今は借金の心配もなくなり安心しています。久しぶりの会社勤めは疲れますが、だんだんと慣れてきました。今後は自宅が買えるように頭金を貯めたいと思います。」と仰られていました。
Tさんがご所有のアパートは町田市の中でも比較的、価格の高い場所に立地していことと、空室が多いことが幸いして、土地で売却することで問題解決できました。任意売却せずにアパートローンを完済することができて本当に良かったです。
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