事例のご紹介
相続税が未納で、不動産の差押えにあう 千葉県市川市
千葉県市川市在住 Aさん 65歳 不動産賃貸業
妻 残債2,000万円
ご相談の内容
Aさんの実家は千葉県市川市で個人事業主として不動産賃貸業を営む資産家でした。Aさんのご両親が相次いで亡くなり、ご両親が所有していた不動産は相続となり、長男のAさんを含め3名の法定相続人で分けることになりました。ご両親の面倒を見ていたAさんは相続財産を他の2人より多く配分することを希望していました。しかし、協議は一向にまとまらず、当社にご相談いただいた時には相続から8年が経過していました。
Aさん以外は相続税を納めていましたが、Aさんは相続税を支払っておらず、財務省に相続財産を差押えられてしまいました。困り果てたAさんから、当社に何とか解決できないかとご相談いただきました。
解決方法
Aさんのご両親が遺した相続財産を計算したところ、ご相談時点での総額で約2億9,000万円、対してAさんの相続税は約1,000万円でした。しかし、Aさんの滞納額は延滞税も含めて2000万円以上に膨らんでいたのです。早速当社でAさんのご兄弟2名と相続協議の場を設けました。Aさんと弟さん達とは実に5年ぶりの再会となりました。その後、何度も協議を重ね、Aさんが相続財産の40%弟さんたちがそれぞれ30%ずつとすることで合意することができました。不動産投資家の方に購入いただき、売却経費を除いた手残りの相続財産は約3億600万円でした。Aさんは、その40%の1臆2,240万円を受け取り、そこから滞納していた税金を納めることができました。
相続税の長期間に渡る滞納による延滞税の金額は驚くほど高額になってしまいます。今回はもとの税額のおよそ2倍になってしまいました。住宅ローンと税金の滞納、未納でお困りの場合はお早めにご相談ください。相続で複雑な権利関係になっているというご相談も得意としております。
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